
私は学生時代に飲食業で働いておりまして、せっかくなら資格も欲しいと思い独学で勉強し、2週間の勉強で調理師免許に一発合格致しました。
元々勉強が苦手で、机に座っている事も苦痛に感じるほどの人間です。
この記事ではそんな私の勉強方法を簡単にご説明していきます。
調理師免許の基本
まずは調理師試験の基本を知っておく必要があります。
調理師試験の概要
・2年間の実務経験
・受験費用:6300円
・合格率60%を超えれば合格
・マークシート形式
・都道府県別で出題が変わる
ここで注目したいのが、記述式ではなくマークシート形式であること。
受講する県によって問題が変わるの2点です。
そして6割の正解率で試験に合格できるといった事も覚えておきましょう。
免許取得者の情報
わずかばかり私の情報を記載いたします。
受験年・・・・2018年
用意したもの・参考書・ネットで無料で見れる過去問
勉強期間・・・2週間
勉強場所・・・自宅、カフェ
調理師免許を受講したのは2018年に行われた東京での試験です。
私は、高校生のアルバイトで飲食業を経験し、以後、複数の飲食店で勤務したことがあります。
調理師免許に合格した際には転職をし、別の職種に就いていましたので、飲食業界とは離れた立ち位置でした。
余談ですが、私は大学を出ておらず、専門学校卒。学校でのテストも下から数えた方が早いくらい勉強が嫌いで苦手でした。
調理師免許の範囲
続いて調理師免許の出題範囲を確認していきましょう。
出題範囲をあらかじめ知っておく事によって、効率よく勉強を進めて行くことが出来ます。
調理師免許の出題範囲
・食文化概論・・・5%
・食品学・・・・・10%
・栄養学・・・・・15%
・公衆衛生学・・・15%
・食品衛生学・・・25%
・調理理論・・・・30%
こう見ると食文化概論は全然出題されませんね。
逆に調理理論や、食品衛生学といった項目が多く出題されているのが見て分かります。
調理師免許の試験では計算式といったものはありませんので、ひたすら暗記が必要な試験です。
調理師免許を一発合格した勉強法
では、ここからは2週間で調理師免許合格にまでこぎつけた勉強方をお話していきます。
私はほとんどの勉強を参考書で行い、ジャンルごとに勉強することを意識していました。
まずは効率の良い勉強法を心掛けた
初日は一旦参考書の中身を一通り確認します。
いっさい覚えることはせずに、「これは知ってるな」など確認していきました。
まずは、どんな内容が記載されているのか?見たこと・聞いたことがある文言はどのくらいあるか?などをチェックしていきます。
そしてどのように勉強していくかのプラン作りを初日に行いました。
1週間の勉強スケジュール
最初の1週間はこの流れで勉強していきました。
調理理論を45分
↓ 5分の休憩
食品衛生学を45分
↓ 5分の休憩
再び調理理論を45分
といった流れです。
といった具合に各項目をいろいろ入れ替えたり、組み替えたりしながら行っていました。
大体1日の勉強時間は4時間程度。そこまでガッツリとは行っていません。
通勤時間に参考書を読む時間も計算に入れています。
最初の内から勉強時間を多くしてしまうと、すぐにやる気が燃え尽きてしまう為、がっつりやり過ぎないのがポイントです。
もっとやりたいと思った時に勉強を辞めると、次の勉強がスムーズに始められるそうです。
こういった勉強法を書籍で読み実践しました。
最初の1週間が終わった後の流れ
続いて残りの1週間の勉強の流れです。
↓¥休憩15分答え合わせと復習
ここからは過去問も取り入れていきました。
最初は不正解だらけでしたが、次第に問題内容も覚えるようになっていきます。
流れとしてはこんな感じで試験までいきました。
最終的に過去問の正解率は95%くらいにはなっていたと思います。
覚えてきたら日常生活の中でも単語の確認をしました。
例えば、スーパーなどでアミノ酸というパッケージを見つけたら
必須アミノ酸はなんだっけかなあ?
といった具合です。
また勉強の際に飲んでいる飲み物の成分表などを確認し、「ナイアシンってなんだ?」
などと考えていました。
大体の方が座って教材などで勉強することが多いと思いますので、これはいいリフレッシュにもなりました。
調理師試験対策で特に覚えたもの
試験まであまり時間がなかった為、覚える項目をかなり絞って勉強することを心掛けました。
特に私は食品衛生学を入念に覚えました。
カンピロバクター、腸炎ビブリオ金、ウェルシュ菌などの問題は、過去の傾向から結構な割合で出題されています。
また食文化概論はほとんど勉強していません。
理由として、出題数が少ないのにも関わらず、覚えることが膨大(※受験した際の問題は、参考書にすら載っていないものでした。)
基本だけすこし読んだ程度です。
範囲的にも食品衛生学、調理理論を中心に学ぶことにしました。
また、食にまつわる時事問題なども問題で出題されますので、ニュースなどをスマホで確認していました。
毎年出題される傾向にある為、ここもしっかりと点を稼げるようにしておきたいですね。
調理師免許の勉強道具
こちらでは実際に自分が使用していた勉強道具をご紹介していきます。
・教材
教材はこちらを使用
こちらの受験年のものを使っておりました。
ものすごく読みやすく、要点もコンパクトにまとめられていましたのでオススメです。
サイズも持ち運びに便利な大きさなので、移動中などに少し読むにはピッタリでした。
そしてとにかく安かったのが購入の決め手です!
書籍はこの一冊のみで合格することが出来ました。
・ノートではなく切り離し可能なプランニングパッド
使用していたのはロディアのメモパッドです。
こちらは普通のメモパッドよりも少しお値段は張りますが、描きやすさが特徴です。
私は元々勉強をするのが苦手だったので、あえてこういった物にお金を使い、気分を上げて勉強に取り組む事にしました。
また、ノートだと綺麗に書くことを意識してしまう為、捨てる事前提の紙などに殴り書きのような形で書いていきました。
これは昔の経験から来ているのですが、ノートを綺麗にまとめようとして、勉強に集中出来ないのです。
私の友人で東大卒の方がいますが、やはりノートの取り方はお世辞にも綺麗とは言えません。
合格してしまえばそのノートは思い出としか残るか、捨ててしまうと思いますので、自分に適した方法が良いかなと思います。
・PCにて過去問を解く
主にPCのサイトにて過去問を行なっておりました。
こちらのサイトは無料で使える為、大変お世話になりました。
また、電車の中などでも気軽にできる為、勉強のハードルがとても低くすることができます。
書籍も販売されておりますが、こちらで十分と感じましたので、あえて書籍は購入せずに、先ほどのメモパッドにひたすら過去問を解いて覚えるといったスタイルをとっていました。
調理師免許を独学取得したまとめ
調理師免許は先述したとおり6割の方が受かる試験ですし、タイトルの通り2週間ほどの勉強でも十分合格を狙えるものです。
しっかりと勉強すれば決して難しい試験ではありません。
過去問の正解率が95パーセント超えても、当日の試験では90%の正解率もいっていません。
ある程度の妥協は必要かなと思います。気楽が一番ですね!
皆様の合格を祈ってます。